こざくらだより
第三回「老舗」
創業100年以上、三代続く老舗の2万社のうち、70%が中小企業だと言う。
老舗は「“団扇”でなく“扇子”である。」広げたままの団扇のバタバタは良くない。八分目まで広げて余裕を残しておくと閉める際に楽だ。余裕をもって商いをするのが老舗の条件か?
浅草仲見世にある創業160年、日本唯一の江戸趣味小玩具の老舗「助六」の家訓は言い得て妙。
その一: 店は大きくするな まずは続けろ―――――――>店の存続
その二: お客様がもう一度来たくなるような店にしろ――>お客様第一主義
その三: 職人を使えるような人間になれ――――――――>ブランディング
これらはまさに必須の老舗の条件である。以下に勝手に解釈させていただく。
その一:店は自分の目が届く範囲に留め、むやみに支店を出したりすることを戒めている。そして代々、引き継ぐことを誇りにするような魅力のある店にすることが大事とも。
その二:良質の商品・サービスを楽しい雰囲気のもとに丁寧な接客で提供することがお客様の満足に繋がり、リピーターを増やすことになる。お客様の方が何代にも亘って通ってくださる店が老舗とも言える。
その三:店の価値は店の在り方=ブランディングにより決まる。店の在り方は店の主人が職人や従業員を如何に育て、時代にマッチした質の高い商品・サービスを提供するかにある。
やり方=マーケティングは真似できるが
在り方=ブランディングは真似できない
リーダーである店の主人は、店の使命やあるべき姿を明確にして職人や従業員を大切にすることが肝要ある。
「助六」の商品は小玩具と言うだけあって小さいものほど高価である。
間口一間の小さい店に3千点の商品が並ぶ。小さいものを高く売れ、良い商売と思いきや、全て手間暇かけた手作りなので熟練の職人を抱え、維持、継続することは想像以上に大変なことのようだ。
算盤勘定だけでなく店主がこだわりや余裕を持った商いをしなければ老舗にはなれない。
「料亭 福し満」は明治の初め創業だが、15年前に看板をおろし、今は副業だった「かりんとう 小桜」が引き継いでいる。
まだ「かりんとう 小桜」は創業70年弱の“ひよっこ”である。
2022.8.15. 小桜店主
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